中華民国（台湾）外交部は20日、中華民国（台湾）と外交関係を持つ中米グアテマラ共和国のアレハンドロ・エドゥアルド・ジャマテイ・ファジャ大統領が4月24日から27日まで、台湾を公式訪問することを明らかにした。Shirley Joanna Rivera Zaldaña国会議長、マリオ・アドルフォ・ブカロ・フロレス外務大臣、Edwin Oswaldo Martínez Cameros財務大臣、Edgar René de León Moreno農牧大臣、Janio Moacyr Rosales Alegría経済大臣などの政府高官も同行する。
蔡英文総統は3月下旬から4月上旬にかけての外遊でグアテマラ共和国を訪問し、ジャマティ大統領の歓待を受けた。ジャマティ大統領が大統領の身分で台湾を公式訪問するのは今回が初めてとなる。蔡総統は一行の台湾訪問を歓迎し、敬意を示すため、軍の栄誉礼で大統領を歓迎するほか、「国宴（国家元首主催の公式な宴会）」を開いて一行をもてなす。また、ジャマティ大統領に勲章を授与し、二国間協力や双方が関心を寄せる議題などについて意見交換を行う。
ジャマティ大統領はこのほか、頼清徳副総統及び外交部の呉釗燮部長（外相）が主催する食事会でもてなしを受けるほか、立法院（=国会）の游錫堃院長（=国会議長）を訪問し、立法院で演説を行う。在台のグアテマラ人留学生とも交流を行うほか、台中市（台湾中部）にある華徳動能科技公司を訪問する。ほかに「瓜地馬拉咖啡文化月（=グアテマラ産コーヒー文化月間）」や「咖啡胖卡全台走透透（キッチンカーの移動カフェ）」などのイベントのオープニングセレモニーにも出席し、台湾とグアテマラの経済・貿易・投資関係のさらなる進化を図る。
外交部は20日に発表したニュースリリースで、「台湾とグアテマラは緊密且つ友好な関係を持つ。ジャマティ大統領は長年、実際の行動をもって両国の友好関係や台湾の国際参与などに揺るぎない支持を示している。双方の政府はまた、各分野でプロジェクトを展開し、グアテマラの社会や経済の発展を促進している。これらは現地の人々に恩恵をもたらし、幅広く評価をされ、且つ感謝されている」と説明している。